隠れ糖尿病(隠れ高血糖、又は食後高血糖とも呼ばれる)は、まだ糖尿病ではありませんが、放置していると”隠れ”が取れて本当の糖尿病になってしまいます。そうならないように、早めの対策をとりたいところですが、問題は

 

 自分は隠れ糖尿病なのかどうか?

 

 と言う事。自分が隠れ糖尿病なのかどうかは、どうやって調べれば良いのか。検査方法はあるのでしょうか?。勿論あります。

自覚症状

 隠れ糖尿病の自覚症状はどんなものがあるか?、と言うと、実は糖尿病自体初期段階では殆ど自覚症状がありません。それでもよく言われているのが、

 

 1.食後に強い眠気に襲われる
 2.喉が渇く
 3.頻尿になる

 

 等です。しかし、いずれも隠れ糖尿病以外の原因でも起きることですし、その時の体調や個人差もあります。これだけで隠れ糖尿病と判断するのは難しい、と言わざるを得ません。

健康診断

 健康診断は毎年受けていますか?。もし、空腹時血糖の数値が正常範囲内でも、HbA1cが6以上だったら要注意です。

 

 健康診断の場合、前日の夜10時以降食事をしないように言われますね?。あれは、絶食後10時間経過した状態での血糖値を測定するのが目的の1つです。しかし、食後10時間が経過してしまうと、いくら隠れ糖尿病の人でもさすがに血糖値は下がります。そのため、血糖値は正常範囲内に収まってしまいます。

 

 しかし、HbA1cは過去1ヶ月から2ヶ月の血糖値の平均値であるため、一時的でも血糖値が高い時期があると、HbA1cの数値も上がるのです。

セルフチェック

 セルフチェックも可能です。市販されている血糖値の測定キットを使って、自宅で簡単に血糖値の測定が行えます。

 

 この時、注意するのは測定するタイミングです。隠れ糖尿病は空腹時の血糖値は正常範囲内なので、測定するタイミングを間違えると発見できません。

 

 測定するのは食前、食後1時間、食後2時間。出来れば、食後30分おきに計りたいところです。

 

 個人差や食べた物によっても影響されますが、大体食後1時間程度で血糖値はピークに達します。健康な人は、そのピーク時でも血糖値は140mg/dlかそれ以下で、2時間を過ぎるとほぼ食前の数値に戻ります。しかし、隠れ糖尿病の人はピーク時で140mg/dlを超え、2時間経過しても140mg/dlを下回りません。

 

 もし食後1時間の血糖値が140mg/dlを超え、なおかつ2時間過ぎても140mg/dlを下回らなかったら隠れ糖尿病の可能性があります。

 


採血した血液の血糖値を測定する、一般的な血糖測定器です。テルモの血糖測定システムで、操作が簡単。チップ、針の取り付けがラク、10秒で測定結果を表示します。

病院で検査

 一番確実なのは、やはり病院で検査を受けることです。病院では健康診断と同じ空腹時血糖値の測定を行い、そしてブドウ糖負荷試験と言うものが行われます。

 

 ブドウ糖負荷試験は、一定量のブドウ糖水溶液を飲み、その後の血糖値の推移を見てより正確な判定をするための試験です。

 

 ブドウ糖水溶液を飲んだ後、1時間後と2時間後に。よりきめ細かく推移を見るには30分後と1時間半後、そして3時間後に再び血糖値の測定を行います。併せて、インスリン分泌能力や、インスリンがどの程度作用しているか(血中インスリン活性と言)を知るため、血液中のインスリン濃度の測定も行います。

 

 この試験で空腹時の血糖値が110mg/dl未満、ブドウ糖水溶液を飲んでから2時間後の血糖値が140mg/dl未満であれば許容範囲内です。

 

参考:かくれ糖尿病を見つける方法 | 千代田区市ヶ谷・九段 滝医院 | 糖尿病内科

隠れ糖尿病だったら

 もし隠れ糖尿病だったら、直ちに治療が必要です。基本は食事と運動なのですが、完全に実行するのは現実には難しいものがあります。そのため、結局症状を進行させてしまう例が後を絶ちません。

 

 そんな人のために、治療をサポートするサプリメントがあります。詳しくは、「隠れ糖尿病のためのサプリメント」をご覧下さい。

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